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Fremstilling og maling

レジンキットの洗浄・軸打ち・接着のやり方|順番とコツ

Opdateret: 2026-03-19 18:16:05白石 彩花

無発泡ウレタン製レジンキットの組み立ては、初級〜中級でも手順を順番どおりに踏めば、最初の壁を越えられます。
筆者も初めてのレジンで塗料をはじかせたことがありますが、洗浄後に水が玉になるかを見る「撥水テスト」を入れて、だめなら再洗浄する流れをルールにしてからは一度も失敗していません。

この記事では、洗浄→仮組み→軸打ち→接着の順番を、なぜその並びなのかまで数値つきで整理します。
レジン特有の離型剤・油分・脱脂の考え方については、Atelier Ousaka のパーツチェックや Hobby JAPAN Web の連載(ノモ研)などを参考に、実作業に落とし込んで噛み砕いて解説します。
読み終えるころには、洗浄完了を撥水やぬるつきで自分で見極められ、部位ごとに軸径と穴径を選び、瞬間接着剤と2液エポキシ接着剤を負荷に応じて使い分けられる状態を目指せます。
作業時間についてはキットの規模や筆者の熟練度で大きく変わるため、ここでは「小〜中規模のガレージキットで下処理(サーフェイサーを吹く前まで)を終える目安」として示します(目安:約3〜6時間)。
つけ置きは約1時間、2液エポキシは製品差がありますが、最終強度到達までに24時間程度を見込むのが安全です。

関連記事ガレージキットの作り方|洗浄〜塗装の手順ワンダーフェスティバルで初めて買ったガレージキットを机に広げたとき、筆者はプラモデルの延長で進めてしまい、洗浄を甘く見てサーフェイサーを見事に弾かせました。さらにサフ後に段差が浮いてきて、夜の再研磨を何度も繰り返した経験があります。

レジンキット組み立て前に知っておきたい基本

プラモデルと何が違う?

この記事で扱うレジンキットは、主に無発泡ウレタン樹脂をキャストしたガレージキットです。
ランナーから切って組む『タミヤ』やバンダイの一般的なプラモデルとは出発点が違い、さらに3Dプリントの水洗いレジン出力品とも別物です。
ここを混同すると、洗浄方法も接着の考え方もずれてしまいます。
この記事の難易度は前述の通り初級〜中級で、到達点はサーフェイサーを吹く前までの下処理を終えることに置いています。

いちばん差が出るのは、表面の“ぬれ性”です。
セメダインの接着基礎解説でも触れられているように、接着剤や塗料は表面にきちんと広がって初めて安定します。
レジンキットはこのぬれ性が落ちた状態で届くことがあり、その原因をひとまとめに「離型剤」と呼んでしまうと判断を誤ります。
ここでは3つに分けて考えると整理できます。離型剤は型から抜きやすくするための型離れ促進剤、油分は素材由来のにじみや手脂などを含む広い概念、脱脂はそれらを取り除いてぬれ性を戻す工程です。
つまり、離型剤は原因のひとつで、脱脂は対策名です。

プラモデルでは、パーツをそのまま仮組みしても塗装や接着で大事故にならないことが多いですが、レジンキットでは洗浄不足のまま進めると、塗料が玉になったり、瞬間接着剤が効いているようで後から外れたりします。
筆者も最初のころは「離型剤を落とせば終わり」と単純に考えていましたが、実際には表面のぬるつきが消えても、まだ水をはじく個体がありました。
そこで“脱脂してぬれ性を戻す”と理解し直してから、洗浄の見方が安定しました。

もうひとつ、プラモデルとの差として大きいのが軸打ちです。
プラモデルはダボとピンで位置決めされる前提の設計が多いのに対して、レジンキットは重い腕、髪、上半身、翼のような部位に負荷がかかります。
そのため、接着剤だけに頼らず真鍮線で芯を通して、位置決めと補強を同時に行う発想が基本になります。
ノモ研 レジンキットの製作(前編)でも軸打ちは基礎工程として扱われていて、レジンでは「接着前に補強を設計する」くらいの感覚でいたほうが、後のズレや破損を減らせます。

タミヤ メイクアップ材シリーズ スーパーサーフェイサーtamiya.com

3Dプリント出力品との違い

ここも誤解が起きやすいところです。
無発泡ウレタン樹脂のキャスト製レジンキットは、3Dプリントの水洗いレジン出力品とは別物です。
見た目がどちらも“レジン”なので同じ手順で扱いたくなりますが、洗浄・接着・研磨の挙動が違います。

3Dプリント品では、未硬化レジンの処理としてIPAや専用洗浄液を使う流れに慣れている方も多いと思います。
筆者もその癖で、最初はレジンキットもIPAで洗えば十分だと思い込んでいました。
けれど実作業では、表面のぬめりや撥水が残ることがあり、落ち切った感触になりませんでした。
そこで中性洗剤を使って、歯ブラシで面を機械的にこする方法に切り替えたところ、指先の感触と水の広がり方が明らかに変わりました。
キャスト品では、溶剤をさっと回すより、中性洗剤+擦り洗いのほうが芯を食った処理になります。

この違いは接着でも出ます。
3Dプリント出力品は積層方向やレジンの性質を見ながら扱いますが、キャスト製レジンキットは重さのある塊として接合する場面が多く、瞬間接着剤だけで押し切ると横方向の力に負けやすくなります。
標準は中粘度の瞬間接着剤で、重い部位や隙間があるところは2液エポキシ接着剤を併用する、という考え方が素直です。
2液エポキシは早いものだと30分で硬化が始まりますが、姿勢が落ち着くまで待つ前提で使うと失敗が減ります。

研磨の感触も一致しません。
3Dプリント品ではサポート痕や積層段差を均す感覚が中心になりますが、キャスト製レジンキットでは湯口跡、パーティングライン、気泡処理、合いの悪い接合面の調整が主役です。
つまり、表面を一様に整えるというより、成形由来の個体差を収める作業になります。
サーフェイサー前の下処理に時間を使う価値が高いのはこのためです。
ノモ研 レジンキットの製作(後編)でも、レジン対応サーフェイサーは食いつきの補助だけでなく、傷や気泡の再確認にも役立つと整理されています。

TIP

3Dプリント品の経験がある人ほど、「レジンだから同じ」と考えないほうが流れが整います。
キャスト製レジンキットでは、未硬化樹脂の洗浄ではなく、離型剤と油分を落としてぬれ性を戻すことが中心課題です。

安全チェックリスト

レジンキットは削る、切る、穴を開ける、接着する工程が連続するので、安全面は道具選びと同じくらい作業品質に直結します。
ここでは、サフ前までの下処理で外せない項目だけを絞っておきます。

  • 粉じん対策

    レジンの研磨粉は吸い込みたくない素材です。
    空研ぎより湿式研磨を混ぜるほうが粉の舞い上がりを抑えられますが、それでも防じんマスクは必要です。
    目安はP2/P3相当で、削り作業の時間が短くても省略しない前提で考えます。

  • 目の保護

    ピンバイス作業や真鍮線の切断では、切りくずや破片が飛ぶことがあります。保護メガネを入れておくと、穴あけと切断に迷いなく集中できます。

  • 刃物の扱い

    デザインナイフやノコは、レジンの硬さに負けて急に抜けることがあります。パーツを手のひらで受けたまま切る形は避け、刃の進行方向に指を置かないのが基本です。

  • 瞬間接着剤の扱い

    瞬着はレジンキットの主力ですが、白化皮膚接着の2点は見落とせません。
    白化は透明パーツや見える面を曇らせ、皮膚接着は作業停止に直結します。
    中粘度は流れすぎを抑えやすく、狙った位置に置きやすいぶん事故を減らせます。

  • 溶剤とエポキシの換気・手袋

    レジンウォッシュ、塗料用溶剤、2液エポキシ接着剤を使う場面では換気を切らさないことが前提です。
    手袋はニトリルを使うと、油分や接着剤を素手で触る回数を減らせます。
    特に脱脂後のパーツを素手で長く触ると、せっかく戻したぬれ性を自分の手脂で崩します。

こうした安全装備は「念のため」ではなく、作業の再現性を上げるための前提条件です。
防じんマスクと保護メガネで削りと穴あけに集中し、ニトリル手袋で洗浄後の面を保ち、換気を確保して接着と溶剤作業を進める。
この土台があると、次の工程で扱う『タミヤ』の『精密ピンバイスD』や真鍮線、瞬間接着剤の挙動まで安定してきます。

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必要な工具・材料リスト

必須ツール

最初にそろえる道具は、洗浄・軸打ち・接着・表面調整の4系統で考えると抜けが出ません。
筆者が最初の1体で「これだけあれば最後まで止まらなかった」と感じた最小セットも、実際にはこの4系統に収まっています。
具体的には、中性洗剤、歯ブラシ、タッパー、ピンバイス、ドリル刃、真鍮線、中粘度の瞬間接着剤、2液エポキシ接着剤、紙ヤスリ、サーフェイサーです。
ここにクレンザーを足しておくと、洗浄で再試行になったときの立て直しが早くなります。
無駄買いを防ぐなら、まずはこの表の範囲で十分です。

区分製品名品番・型番番手・規格用途
洗浄中性洗剤(台所用)家庭用一般品中性離型剤・油分・手脂の洗浄
洗浄ジフクリームクレンザー270mlクリームタイプ中性洗剤で残るぬめり・撥水への追加洗浄
洗浄歯ブラシ市販品やや硬めモールド周辺のブラッシング
洗浄容器タッパー / ボウル家庭用品パーツが浸かるサイズつけ置き洗浄
穴あけ『タミヤ』精密ピンバイスD740500.1〜3.2mm対応軸打ち用の穴あけ
穴あけ『タミヤ』極細ドリル刃セット740440.3 / 0.4 / 0.5 / 0.6 / 0.8mm下穴あけ
穴あけ『タミヤ』ベーシックドリル刃セット740491.0 / 1.5 / 2.0 / 2.5 / 3.0mm軸径に合わせた拡張
軸材『ウェーブ』C・ライン 真鍮線OP-628 ほか1.0mm / 2.0mm位置決めと補強
接着瞬間接着剤中粘度タイプ中粘度中心標準的な接着全般
接着2液エポキシ接着剤一般用2液混合型重い部位・隙間のある接合
研磨紙ヤスリ一般品#400 / #600 / #800 / #1000 / #2000ゲート跡処理、面出し、仕上げ
下地Mr.サーフェイサー1000製品シリーズ1000番相当傷の確認と下地づくり
下地『タミヤ』スーパーサーフェイサー1000870261000番相当下地づくり
下地造形村 GKサーフェイサー製品シリーズGK向けレジン向け下地づくり

洗浄については、中性洗剤と歯ブラシが基準です。
Atelier Ousaka パーツチェック〜離型剤落とし)。
つけ置きとブラッシング、撥水の見極めが軸になっています。
筆者もここは同じで、中性洗剤で約1時間つけ置きしてから歯ブラシでこすり、水が均一に広がれば先へ進みます。
まだ弾くならジフを少量だけ追加して再洗浄、という流れにしてから塗料はじきが消えました。

軸打ちは『タミヤ』精密ピンバイスD 74050が1本あると、0.1〜3.2mmまで受け持てます。
真鍮線は1.0mmと2.0mmを持っておくと、人型フィギュアの腕・手首・首まわりから胴体の主軸まで対応しやすくなります。
穴は最初から狙いの太さで開けるのではなく、0.5mmか1.0mmで芯を作ってから広げるとズレが減ります。
2.0mm軸でも1.0mmから段階的に広げるほうが、レジンの欠けを抑えながら中心を保てるんですよね。

接着は中粘度の瞬間接着剤を主役にして、補助に2液エポキシ接着剤を置く構成が安定します。
瞬着だけで進めると、重い髪パーツや片脚立ちの胴体であとから不安が残ることがあります。
一方で2液エポキシだけだと固定待ちが長く、仮位置の保持が面倒です。
筆者は「位置決めは中粘度瞬着、荷重を受ける箇所はエポキシも併用」と切り分けています。
この組み合わせだと、速さと強さの両方を取りにいけます。

サーフェイサーは、表面を灰色にするためだけではありません。
削り残し、ヒケ、細い傷を浮かび上がらせる役目です。
ノモ研 レジンキットの製作(後編)(でも、サーフェイサーが粗確認の工程として扱われています。
レジンで食いつきまで意識するならMr.HobbyのMr.プライマー・サーフェイサー1000も有力ですが、この段階では最低限としてMr.サーフェイサー1000『タミヤ』スーパーサーフェイサー1000』造形村 GKサーフェイサーのどれか1本があれば流れは止まりません)。

合計予算は概算です(想定: 2026年3月時点の流通価格を参考)。
以下は主要項目ごとの想定単価を示した内訳例で、販路や時期で変動するため、購入時は必ず最新の販売ページやメーカー表記を確認してください。

  • 精密ピンバイス: 1,500〜2,500円
  • ドリル刃セット: 1,000〜3,000円
  • 瞬間接着剤・2液エポキシ: 1,000〜3,000円
  • サーフェイサー(スプレー/ビン): 600〜1,500円
  • 紙ヤスリ・消耗品・洗浄用品: 500〜1,000円

以上を合計すると、おおむね8,000〜15,000円程度になります。
既にプラモデル用の工具(ニッパー、紙ヤスリ等)がある場合はこの金額は下がります。
具体的な価格は販路や時期で変動するため、購入時は取り扱い店やメーカーの販売ページで最新価格を確認してください。
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推奨ツール

必須ではないものの、作業精度とやり直しの少なさに直結するのがこの一群です。
最初の1体は必須セットでも組めますが、2体目以降で「ここが少し不便だった」と感じやすい場所を埋めてくれます。

区分製品名品番・型番番手・規格用途
罫書きケガキ針一般模型用先端細径穴位置のセンター出し
切削彫刻刀 / 小型ノミ一般模型用平刃・丸刃系ダボ調整、段差の荒取り
研磨補助当て木自作用・模型用平面面出しの精度確保
切断精密ニッパー一般模型用細刃真鍮線や細部の処理補助
研磨耐水ペーパー一般品#1000 ほか水研ぎ、仕上げ面の均一化
接着補助瞬着硬化促進剤一般模型用スプレー / 液体仮固定の時間短縮

ケガキ針は、軸打ちの成功率を一段引き上げます。
丸い接合面にいきなりドリルを当てると刃先が逃げやすく、穴がずれたまま進んでしまいます。
先に一点だけ浅く傷を入れておくと、0.5mmや1.0mmの下穴がそこに収まりやすくなります。
目立たない道具ですが、穴位置が合うと仮組みの段階でストレスが減ります。

彫刻刀や小型ノミは、パーティングラインの処理や接着面の微調整で効きます。
紙ヤスリだけでも削れますが、ダボ周辺の盛り上がりやレジンの食い違いは刃物で面を整えたほうが早い場面があります。
筆者は小型ノミを入れてから、ヤスリだけで粘る時間が短くなりました。
削り量をコントロールしやすいので、接合面を一気に崩さずに済みます。

当て木と耐水ペーパーの組み合わせも見逃せません。
紙ヤスリを指だけで持つと、平らに削っているつもりでも指の腹に沿って面が丸くなります。
足裏や台座接地面、胴体の接合面のように平面を残したい場所では、当て木があるだけで仕上がりが変わります。
クリアーパーツや見せ面の研磨で#1000〜#2000を使い分ける場面でも、耐水ペーパーは表面の揃い方に差が出ます。

瞬着硬化促進剤は便利ですが、主役ではなく補助です。
位置が決まったあとに一気に固めたいときには助かりますが、使いすぎると硬化が急すぎてズレを直す余地が消えます。
筆者は小さい腕パーツや髪束の仮留めでは使いますが、主軸となる胴体接合では頼りすぎません。
速さを優先しすぎると、あとで角度修正に時間を取られるからです。

あると便利

ここに入るのは、作業の確実性や安全性を底上げする道具です。なくても進行はできますが、洗浄の安定感、保持のしやすさ、粉じんや接着剤への対策で差が出ます。

区分製品名品番・型番番手・規格用途
洗浄超音波洗浄機家庭用カテゴリ40〜50kHz帯が一般的細部の洗浄補助
洗浄剤『ガイアノーツ』レジンウォッシュT-03系500ml / 1000ml専用洗浄
固定ミニバイス / クランプ一般模型用小型穴あけ・接着時の保持
固定マスキングテープ一般品低粘着仮固定、位置保持
安全防じんマスク一般安全用品P2 / P3相当粉じん対策
安全ニトリル手袋一般品使い捨て洗浄剤・接着剤まわりの保護
安全保護メガネ一般安全用品透明レンズ穴あけ・切断時の保護

洗浄を一段しっかりさせたいなら、専用レジンウォッシュと超音波洗浄機の組み合わせは候補に入ります。
『ガイアノーツ』のレジンウォッシュは500ml / 1000mlが流通しており、Amazonでは1000mlが1,491円の例があります。
家庭用の超音波洗浄機は40〜50kHz帯が一般的で、細かなモールドや髪の裏側のようにブラシが届きにくい部分まで洗浄液を行き渡らせやすくなります。
筆者の感覚でも、手洗いだけでは残りやすい細部のぬめりに対して一段安心感があります。

固定用の治具も、使い始めると手放しにくい道具です。
ミニバイスやクランプがあると、ピンバイスを回すときにパーツが逃げません。
マスキングテープも単なる塗装用品ではなく、仮組みや接着時の角度保持にそのまま使えます。
両手で位置を支え続ける必要がなくなるので、穴位置や接合角度を見る余裕が生まれます。

安全装備は見た目が地味ですが、制作の継続性に直結します。
粉じんで喉が荒れる、瞬着で指先が荒れる、真鍮線の切断片に身構える、といった小さな消耗が積み重なると作業が止まりやすくなります。
ニトリル手袋は粉なしの使い捨て品が主流で、油分や接着剤まわりの取り回しが軽くなります。
保護メガネも、真鍮線の切断やドリル作業で一度使うと効果を実感し、継続的に使用する人が多いです。

gaianotes.com

選び分けの比較表

工具と材料は「どれが最強か」ではなく、「どの場面で使うか」で選ぶと迷いません。洗浄、軸材、接着剤、下地材の4項目は、この段階で特に差が出るところです。

| 項目 | 選択肢 | 特徴 | 向く場面 | 注意点 | | 洗浄 | 中性洗剤 + 歯ブラシ | 基本手順。
入手性が高い | まず最初の洗浄 | 撥水が残るなら再洗浄が必要 | | 洗浄 | クレンザー併用 | ぬめりや撥水に一歩強い | 中性洗剤だけで落ち切らない表面 | こすりすぎると細部を荒らす | | 洗浄 | 専用レジンウォッシュ | 離型剤除去の確実性を狙いやすい | 細部が多いパーツ、再洗浄が続くとき | コストが上がる | | 軸材 | 真鍮線 | 強度が高く定番 | 腕、首、胴体、脚の補強 | 切断に工具が要る | | 軸材 | アルミ棒 | 加工が軽い | 軽いパーツの調整用 | 強度は真鍮線に及ばない | | 軸材 | プラ棒 | 切断と加工が楽 | ごく軽い部位の位置決め | 補強材としては頼りにくい | | 接着剤 | 瞬間接着剤 低粘度 | 流し込み向き | 毛細管で流したい狭い接合面 | 垂れや白化に注意 | | 接着剤 | 瞬間接着剤 中粘度 | 位置決めと保持のバランスが良い | 標準的な接着全般 | 横荷重だけで支える使い方は不向き | | 接着剤 | ゼリー状瞬着 | 垂れにくい | 立てた状態での点付け | はみ出しが残ると表面処理が増える | | 接着剤 | 2液エポキシ接着剤 | 重い部位や隙間に強い | 髪の塊、胴体主軸、大きな接合面 | 硬化待ちが長い | | 下地材 | Mr.プライマー・サーフェイサー1000 | プライマー兼用。
公式にレジン対応明記 | 食いつきも重視したい下地 | 希釈比の明示数値は確認できなかった | | 下地材 | 『タミヤ』スーパーサーフェイサー1000 | 扱いやすく入手しやすい | 一般的な下地確認 | 公式表記はプラスチック&金属用 | | 下地材 | 造形村 GKサーフェイサー | GK向けで食いつき重視の文脈が強い | ガレージキット中心の作業 | グレーが濃く見える場合がある |

筆者の基準では、洗浄は中性洗剤から入り、撥水が残ったときだけクレンザーかレジンウォッシュへ進みます。
軸材は迷ったら真鍮線です。
接着剤は中粘度瞬着を標準にして、荷重が乗る部位だけ2液エポキシを追加します。
下地材はレジンへの食いつきを優先するならMr.プライマー・サーフェイサー1000、流通性と扱いやすさで選ぶなら『タミヤ』スーパーサーフェイサー1000、GK向けの定番感を重視するなら造形村 GKサーフェイサー、という切り分けが素直です。
道具選びをこの段階で整理しておくと、次の洗浄と仮組みで手が止まりません。

工程1 — パーツ確認と洗浄

欠品・破損チェック

(編集メモ: 注意喚起は [!WARNING]、補足は [!NOTE]、手順のコツは [!TIP] に分けると視認性が高まります)

洗浄に入る前に、まずはパーツが揃っているかを見ます。
ここを飛ばしてしまうと、あとで塗装や接着まで進んだ段階で欠品に気づき、作業が止まります。
Hobby JAPAN Webやカクヨムで紹介されている作例でも、購入後1〜2週間以内の確認がひとつの目安として扱われています。
販売元によっては初期不良や欠品対応の期限が設けられていることがあるので、箱を開けたら早い段階で説明書のパーツリスト、完成写真、袋の中身を照合しておくと後の手戻りが減ります。

見るポイントは、欠品だけではありません。
気泡、薄い部分の欠け、細い髪先や装飾の折れ、表面の大きなえぐれ、左右対称パーツの片側だけの変形もこの段階で拾います。
筆者は一度、腕パーツの小さな欠けを見落としたまま洗浄と仮組みを進めてしまい、後工程で「合いが悪い」のではなく「そもそも欠けていた」と気づいたことがあります。
最初の15〜30分で全体を見渡しておくと、後の判断がずっと楽になります。

NOTE

写真と見比べるときは、袋から出したパーツを大きい順ではなく「説明書の番号順」に並べると、見落としが減ります。
似た形の袖や髪束は、数だけ合っていても左右が逆だったということがあるので、形の向きまで見ておくと安心です。

標準洗浄フロー

検品が済んだら、次は表面の離型剤や油分を落とします。
ここで狙っているのは、見た目の汚れ落としではなく、塗料や接着剤が素直に乗る状態へ戻すことです(専用品を使う場合は各メーカーの製品ページで浸け置き時間や使用上の注意を必ず確認してください)。
セメダインの接着基礎知識でも触れられている通り、表面がきちんと濡れる状態になっていないと、塗膜も接着も安定しません。
レジンキットで起きる塗料はじきは、この最初の前処理不足が原因になっていることが多いです。

標準の流れはシンプルです。
ぬるま湯に中性洗剤を入れ、パーツを約1時間つけ置きし、そのあと歯ブラシでやさしくブラッシングします。
モールドの谷、髪の裏、衣服のしわ、指の股のような細部は、つけ置きだけでは膜が残りやすいので、毛先を立てずに当てる感覚でこすります。
すすぎは流水でしっかり行い、洗剤分を残さないようにしてから自然乾燥です。
作業時間の目安としては、検品が15〜30分、つけ置きが約60分、ブラッシングが15〜30分、その後は表面が乾燥し、指で触れてもべたつきがなくなるまで待ちます。

ここで気をつけたいのが温度です。
レジンは高温に弱いので、鍋で煮るようなことはしません。
変形を戻したい場面は後工程で扱いますが、そのときも熱めの湯で少しずつ動かすくらいに留めます。
この工程では、あくまで「洗うためのぬるま湯」と覚えておくとぶれません。

専用品を使う選択肢もあります。
たとえば『ガイアノーツ』のレジンウォッシュは500ml / 1000mlが流通しており、Amazonでは1000mlが1,491円の例があります(参照: 各メーカー公式製品ページ)。
離型剤除去を一段強めたいときには頼れる選択肢ですし、家庭用の超音波洗浄機を組み合わせると、ブラシが届きにくい凹部まで洗浄液が回りやすくなります。
家庭用は40〜50kHz帯が一般的で、眼鏡用の小型機でも細部洗浄には役立ちます。
ただし、専用品はコストが上がり、溶剤系は換気や取扱いにも気を配る必要があるので、中性洗剤の基本手順を軸にして、必要なときだけ追加する考え方が扱いやすいです。
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撥水・ぬるつきの判断

洗浄後に見るべきなのは、「洗った気がするか」ではなく、表面の反応です。
判定は水の広がり方と、指先の感触で行います。
すすぎのあとに表面へ水が乗ったとき、水滴が玉になって残るなら、まだ撥水しています。
逆に、水が薄い膜のようにすっと広がるなら、離型剤や油分はだいぶ落ちています。

触感もわかりやすい判断材料です。
ぬるつきが残っている面は、指でなでるとわずかに逃げる感じがあります。
洗浄が通った面は、乾きかけの段階でも指先に軽い抵抗が返ってきて、つるっと滑るというより、細かく止まる感触に変わります。
筆者はこの感触を、写真なしで伝えるなら「キュッと鳴る直前の手触り」と表現しています。
ガラスをきれいに拭いたときのような、乾いた摩擦がほんの少し立つ感じです。
ここまで来ると、サーフェイサーや塗料の乗り方が目で見て安定してきます。

見た目だけでは判断しづらいパーツほど、この二つをセットで見ます。
とくに肌面の広い胴体や太ももは水の広がり方が見やすく、髪やフリルは指先の感触のほうが判断しやすい場面が多いです。

再洗浄の条件

中性洗剤で一通り洗っても、水がまだ玉になる、あるいは指先にぬめりが残るなら、そのまま進めず再洗浄に切り替えます。
ここで無理にサーフェイサーへ進むと、のちほど「一部だけ塗料が逃げる」「マスキング際で塗膜が弱い」といった形で返ってきます。

再洗浄のやり方は、まず同じ手順をもう一度丁寧になぞるのが基本です。
それでも残る面には、ジフのようなクリームクレンザーを少量だけ使う方法があります。ジフは270mlの流通が一般的で、価格.comでは165円程度の例があります。
天然由来のカルサイトを使ったクリームタイプなので、台所用洗剤で落ち切らないぬめりへの一手として使えますが、力を入れて磨く道具ではありません。
歯ブラシや指先に少量取り、問題の面だけを軽くなでるように当ててから、流水でよく流します。

細かいモールドが多いパーツや、再洗浄を繰り返しても撥水が消えない場合は、専用レジンウォッシュや超音波洗浄機の出番です。YZPハウス 離型剤を落とす方法でも、手洗いだけで残りやすい離型剤に対して複数の洗浄手段が整理されています。
中性洗剤で落ちる個体が大半ですが、表面状態の強いものは一段手を足したほうが早く安定します。
再洗浄は失敗ではなく、塗装剥がれを先に消しておくための調整と捉えると、工程全体が落ち着いて進みます。

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工程2 — 仮組みと合いの確認

当たりの確認ポイント

所要時間の目安は、パーツ数が少ないキットで約60分、多いキットでは120分ほどです。
この工程の役目は、接着前に「どこがそのまま合わないのか」を見抜くことにあります。
いきなり接着しないのは、ズレや歪み、合い不良を早い段階で拾っておくと、修正の手間が一段軽くなるからです。
接着してから食い違いに気づくと、剥がす、削る、位置を戻すの三重苦になりがちですが、仮組みの段階なら原因を切り分けながら直せます。

最初にやるのは、説明書との照合です。
番号や向きが合っているかを見るだけでなく、どの面同士が接合されるのかを先に把握しておくと、見るべき場所が絞れます。
そのうえで、各パーツの接合まわりを順番に観察します。
ホビージャパンウェブのノモ研 レジンキットの製作(前編)(でも、洗浄後に当たりや歪みを見ながら仮組みを進める流れが整理されていますが、実際この順番にすると無駄削りが減ります)。

筆者が見ている項目は、接合部ごとにほぼ固定です。
文章で追えるように並べると、説明書照合のあとにゲート跡、バリ、パーティングライン、気泡、ヒケ、喰われの順で見ていくと抜けが出ません。
ゲート跡は切断面が盛り上がっていないか、バリは縁に薄く残っていないか、パーティングラインは面の途中で段差になっていないかを確認します。
気泡は表面の穴だけでなく、接合面の端に出ていることもあります。
ヒケは光を横から当てると見つけやすく、喰われは本来あるべき厚みが欠けて、相手パーツが落ち込む原因になります。

仮組みは、マスキングテープで軽く固定する方法が基本です。
小さい髪束や指先のようにテープが回しにくい場所は、弱粘着の練り消しを支えにすると位置が見やすくなります。
ここで見たいのは「入るかどうか」ではなく、「正しい位置で自然に止まるかどうか」です。
押し込まないと収まらないなら、どこかに余分な突起や段差がありますし、逆にすき間が一定でなく開くなら、面そのものがねじれていることが多いです。

喰われや余分な突起が見つかったら、先にその原因を落とします。
筆者はこういうとき、彫刻刀や小型ノミで高い部分だけをさらってから、#400〜600のヤスリで当たりをつけます。
いきなり広い範囲を削ると、必要な基準面まで失うので、まずは「どこが先に当たっているか」を見る削り方が向いています。
削ったらまた仮組み、まだ浮くならもう一度確認、という往復がこの工程の本体です。

TIP

仮組みで片側だけが先に止まるときは、その一点を疑うと原因に早く届きます。
全面を均一に削るより、先に当たっている高い場所を見つけて落としたほうが、形を崩さず合わせられます。

ノモ研 「レジンキットの製作(前編)」【野本憲一モデリング研究所】 – Hobby JAPAN Webhjweb.jp

面出しのコツ

接合面の“面出し”は、平らであるべき場所を平らに戻す作業です。
ゲート処理の延長に見えますが、意味は少し違います。
ゲート跡を消すだけでは合いは整わず、接合面全体が同じ高さに揃ってはじめて、パーツ同士が素直に座ります。
ここが荒れていると、軸打ちや接着の精度まで引きずられます。

実作業では、まず接合面に残った喰われや余分な突起を彫刻刀や小型ノミで薄く落とし、そのあと#400〜600のヤスリで面全体をならします。
削り方のコツは、面の中央だけをこすらないことです。
端ばかり削ると皿状になり、中央ばかり削ると周囲だけが当たる形になります。
平面を保ちたい場面では、ヤスリを小刻みに動かすより、面全体を使って一定方向に当てたほうが結果が揃います。

筆者は重い上半身パーツと腰の勘合で、この面出しの差を強く感じたことがあります。
仮組みした段階では、いちおう差さっているのに、どうにも腰の上で上半身が落ち着かず、触るとわずかに揺れていました。
勘だけで言えば「軸位置が悪い」のですが、実際に見直すと、腰側の接合面がわずかにうねっていて、面同士がきちんと当たっていなかったんです。
そこで高い部分を落として面出しをやり直したところ、次の仮組みでは押さえなくてもすっと止まり、重みのかかり方まで変わりました。
こういう一発で座る感触は、面が出たときにだけ出ます。

面出しができているかは、見た目より当たり方で判断すると迷いません。
仮組みしたときに片側だけ浮かず、左右のすき間が急に整うなら、平面が戻っています。
逆に、削ったのに収まりが悪化した場合は、接合面そのものより周囲のパーティングラインやゲート残りが邪魔していることがあります。
つまり、面出しは単独作業ではなく、接合部全体の整理とセットで考えるのがコツです。

負荷ポイントの特定

仮組みでは、合うかどうかと同じくらい、どこに荷重が集まるかを見ます。
人型キットなら脚、腰、肩、首はとくに負荷が集中しやすい部分です。
完成後の重さを支える場所なので、ここにズレや片当たりが残ると、接着後しばらくしてから傾きや開きとして表面化します。

見方は単純で、仮組みした状態で重さを受ける向きを想像することです。
たとえば上半身の重みは腰へ、腕の重みは肩へ、頭部の重みは首へ流れます。
そのライン上にある接合部で、片側だけが先に当たっていないか、無理に押して位置を保っていないかを見ます。
マスキングテープや練り消しで位置合わせしたあと、少し手を離して姿勢が崩れる場所は、あとで補強や軸位置の工夫が必要になる候補です。
この段階ではまだ穴あけを始めませんが、「ここは荷重が乗る」と印をつけておくと、次工程の軸打ちが迷いません。

筆者は、負荷ポイントの目印をパーツ裏や見えない接合面に小さく書き込みます。
脚の付け根、腰ブロック、肩の差し込み、首の芯線位置などを先に区別しておくと、あとで真鍮線の太さや穴の逃がし方を考えるときに流れがつながります。
とくに自立フィギュアは、見た目の中心と重心の通り道がずれることがあり、正面からきれいでも横から見ると前荷重になっていることがあります。
仮組みでそこまで見えていると、接着後の「なんとなく不安定」を避けられます。

この工程で拾ったズレ、喰われ、ヒケ、気泡、当たりの偏りは、後工程で一気に直すものではなく、ここで原因ごとに分けておくのが肝心です。
接着前に全体像をつかんでおくと、軸打ちの位置決めも、どこを補強すべきかも自然に見えてきます。

工程3 — 軸打ちのやり方

真鍮線径の選び方

軸打ちの目的は、単に接着面を補強することではありません。
仮組みで出した正しい位置を再現しながら、完成後に荷重がかかる場所を芯で支えることにあります。
作業時間の目安は60〜180分ほどで、部位数が多いキットや太い軸を使う箇所が増えるほど、位置合わせと穴あけの確認に時間を使います。

軸材は、まず『ウェーブ』のC・ライン 真鍮線のような真鍮線を基準に考えるのが定番です。
理由ははっきりしていて、強度と加工性の釣り合いがよく、切断後の断面も扱いやすいからです。かえる工房 レジンキットフィギュアの軸打ちでも、ピンバイスと真鍮線を中心にした進め方が整理されています。
アルミ棒は軽くて切りやすい反面、荷重のかかる主軸では頼りなさが出ますし、プラ棒は加工そのものは楽でも、補強材として見ると折損の不安が残ります。
どちらも例外的な選択肢としては成立しますが、主力に据えるなら慎重に見たほうがいい部分です。

径の考え方は、パーツの大きさと荷重の向きで決めると迷いません。
小型パーツでは1.0mm軸を基準にして、受け側を1.3mm穴にする調整方法が有効です。
髪束、手首、襟まわりの飾りのように、接着面が狭くて少しだけ角度調整したい場所では、このわずかな余裕が効きます。
きつい同径穴で固定しようとすると、差し込んだ瞬間に角度が決まりすぎて、面の当たりがずれたまま固まりやすいんですよね。

一方で、胴体と腰、脚の付け根のように重さを受ける場所は2.0mm真鍮線が安心です。
このサイズになると、いきなり狙い径で掘るのではなく、まず1.0mmで芯の通った下穴を作り、そこから段階的に広げていく流れが基本になります。
ピンバイスでよく使うドリル刃の範囲は0.5〜3.0mmですから、0.5mmまたは1.0mmで芯を作り、1.5mm、2.0mm、必要なら2.5mmへ進めると、穴の中心を保ちやすく、レジンの割れも抑えられます。

軸打ちは、塗装工程まで見据えると意味がもうひとつ増えます。
差し込んだ真鍮線は、接着前の位置確認だけでなく、塗装時の持ち手としてもそのまま使えます。
とくに頭部や腕のような小パーツは、指で直接持つより軸を持ったほうが表面を触らずに済み、サーフェイサー吹きや本塗装の回転も安定します。
補強と保持を一手で兼ねられるのが、軸打ちの大きな利点です。

C・ライン | 株式会社ウェーブhobby-wave.com

正確な位置決めの手順

位置決めでいちばん効くのは、目分量の根性論ではなく、基準を先に見つけることです。
レジンキットには完全なダボがないことも多いですが、接合面のモールド、原型由来の段差、薄い凹み、既存のガイド穴のような「芯の手がかり」は意外と残っています。
そうした形状を起点にして、仮組みで止まった位置から中心を拾うと、軸位置がぶれません。

手順は、ケガキ→下穴→段階拡張の順です。
まず接合面の中心や、荷重が通る位置に軽くケガキを入れます。
そのあと細い刃で下穴を作り、目的径まで少しずつ広げます。
ここで大切なのは、両側を同時に進めようとしないことです。片側ずつ垂直に穴を立てる意識で、一方の穴をきちんと作ってから、真鍮線を仮差しして反対側へ位置を写すほうが、結果が揃います。
斜めに入った穴は、後から太くしても斜めのまま拡大されるので、最初の一手がそのまま精度になります。

筆者はまず荷重を受ける側、たとえば腰に対する胴体なら腰側から開けます。
理由は、重さを受ける基準側の穴をまっすぐ作っておくと、その後の位置合わせで迷いが減るからです。
真鍮線を仮に差し、相手パーツを当てて、先端の当たり跡や印から反対側の中心を決めます。
このとき、接合面の周囲だけを見ず、正面・側面の両方から傾きを見ておくと、表から見た姿勢まで崩れません。

大径軸では、片側を2.0mm穴、もう片側を2.5mm穴にする考え方が実戦的です。
G-MODELING.INFO ガレージキットの軸打ち法()で知られている方法ですが、筆者もこれに何度も助けられてきました。
以前、上半身と腰の接合で2.0mm軸を打ったとき、仮組みでは合っていたのに、実際に穴を通したらほんのわずかに中心がずれ、同径どうしではどうしても姿勢が固くなってしまったことがありました。
そこで片側だけ2.5mmに広げたところ、その遊びの中で角度と前後位置を追い込みやすくなり、最終位置決めが一気に楽になりました。
ルーズにするための大穴ではなく、微調整の逃がしとして使うと効果がはっきり出ます。

TIP

2.0mm軸で位置決めに不安があるときは、両側を同径で揃えるより、受け側だけ2.5mmにして調整幅を残したほうが、接合面の密着と姿勢の両立が取りやすくなります。

ズレた時のリカバリー

軸打ちで起こりやすい失敗は、穴そのものを失敗するより、位置は近いのに微妙に合わない状態です。
これは初心者だけの話ではなく、中心を拾ってもレジンの面がわずかにうねっていたり、ドリルが硬い部分に引かれたりして起こります。
対処は慌てて掘り直すより、ズレの種類を分けて考えると整理できます。

まず、差し込めるけれど姿勢が決まらない程度のズレなら、調整穴を少し広げて吸収します。
小型パーツなら1.0mm軸に対して1.3mm穴の考え方がそのまま使えますし、大きめの接合なら2.0mm軸の2.5mm側で受ける方法が有効です。
接着剤で埋まる余地を計算に入れた逃がしなので、位置が見えているズレにはこれで対応できます。

もう一段ずれていて、穴位置そのものが明らかに外れた場合は、無理に斜め差し込みで成立させないほうがいいです。
筆者はこの段階まで来たら、いったんエポキシパテで穴を埋めて再穿孔します。
接合面をきれいに整え、硬化後にあらためてケガキからやり直したほうが、姿勢も面当たりも戻せます。
後工程の接着でごまかすと、その場では立っても、塗装後に合わせ目が開いたり、重みで角度が変わったりします。

リカバリーの判断では、どの程度の余裕を残していたかが効いてきます。
最初から同径ぴったりだけで組もうとすると、ズレた瞬間に選択肢が減ります。
逆に、主軸では片側に調整穴を持たせ、小径部でも少しだけ逃がしを確保しておくと、修正が「最初からやり直し」ではなく「位置を追い込む作業」に変わります。
軸打ちは一発勝負に見えますが、実際には調整余地を設計する工程でもあります。
そこまで含めて考えると、位置決めと強度確保が同時に成立します。

工程4 — 接着剤の選び方と接着手順

瞬着の粘度別・用途別早見表

接着でポロリやズレを減らすコツは、「どの接着剤が強いか」だけでなく、どの部位にどの粘度を当てるかを先に決めることです。
レジンキットでは瞬間接着剤だけで最後まで組める場面もありますが、部位ごとの荷重や接合面の精度を見て使い分けると、完成後の安定感が変わってきます。
作業時間の目安としては、瞬着中心の組み立てなら30〜60分ほどで一区切りつけられます。

粘度タイプ主な用途向いている場面注意点
低粘度流し込み・毛細管での浸透ぴったり合った接合面、仮止め後にすき間へ流す場面想定外の場所まで流れやすく、表面に回ると仕上げに響く
標準・中粘度基本の位置決めと固定腕、首、髪、装飾など一般的な接着全般衝撃や横荷重が集中する部位は別の選択肢も考える
ゼリー状すき間充填・垂れ防止面が荒い接合、立てた姿勢での接着、少し肉を持たせたい場面量を出しすぎるとはみ出しが固まり、整形に手間がかかる

筆者が基本に置くのは中粘度です。
理由は単純で、低粘度ほど勝手に走らず、ゼリーほど盛り上がりすぎないからです。
狙った位置に点で置けて、パーツ同士を合わせたあとも微調整の余地が少し残ります。
初心者の方が最初の1本を選ぶなら、中粘度から入ると接着の感覚をつかみやすいです。

どの粘度でも共通しているのが、接着前のテストフィットです(2液エポキシを使う場合は硬化時間や取扱いが製品で大きく異なるため、使用する製品のラベルやメーカー情報を必ず確認してください)。
仮組みと軸打ちが済んでいても、接着剤を置く直前にもう一度合わせます。
ここで指の腹で押さえたときに面が浮く、角度が決まらない、軸の入りが渋いといった違和感があるなら、そのまま接着に進まないほうが結果的に早いです。
接合面のホコリや手脂もこの時点で拭っておくと、接着の立ち上がりが安定します。

どの粘度でも共通しているのが、接着前のテストフィットです。
仮組みと軸打ちが済んでいても、接着剤を置く直前にもう一度合わせます。
ここで指の腹で押さえたときに面が浮く、角度が決まらない、軸の入りが渋いといった違和感があるなら、そのまま接着に進まないほうが結果的に早いです。
接合面のホコリや手脂もこの時点で拭っておくと、接着の立ち上がりが安定します。

エポキシの混合・固定・待ち時間

重い部位、接合面に少しすき間が残る部位では、2液エポキシ接着剤が有力です。
スリーボンドの解説でも、エポキシは用途に応じた混合比と硬化管理が前提になる接着剤として整理されています。
一般用2液エポキシは早いものだと30分で硬化が始まることがありますが、そこからすぐ全強度になるわけではありません。
混合作業は30分以内に収め、姿勢を出した状態で固定し、荷重がかかる箇所は1日以上(製品によってはそれ以上)待つのが安全です。
混合比や硬化時間は製品ごとに異なるため、使用する製品のラベル/メーカーの製品ページで必ず仕様を確認してください。
---

混合比は製品ごとに違うので、ラベル指定どおりに合わせるのが前提です。
代表的には1:1タイプや、主剤100に対して硬化剤25のタイプがあります。
筆者は使い捨ての板の上に少量ずつ出して、色味や艶が均一になるまで練るように混ぜています。
ここで混ざり切っていない部分が残ると、片側だけ柔らかく残って固定力が鈍ります。

エポキシを使うときは、塗る量が多いほど強いという発想を一度外したほうがうまくいきます(編集メモ: ここは [!WARNING] で注意喚起、補助手順は [!TIP] で示すと親切です)。
接合面全体に薄く行き渡る量があれば足ります。
盛りすぎると圧着したときに外へ押し出され、合わせ目の段差になったり、角度調整中にぬるっと滑って芯がずれたりします。
とくに軸打ち済みの大きなパーツでは、真鍮線の周囲と接合面の両方へ薄く回すくらいで十分です。

固定方法も接着剤選びと同じくらい差が出ます。
手で持ったまま硬化を待つのではなく、マスキングテープやクランプ、箱やスポンジを使った支えで姿勢を保持します。
胴体と腰のような重さが乗る部分は、机に置いたときに自重で角度が変わらない向きにして、左右から支えると安定します。
軸が通っていても、硬化中にわずかに沈むことがあるので、正面と側面の両方から見て支点を作るとズレを拾えます。

筆者自身、以前に肩ジョイントを中粘度の瞬着だけで済ませたことがあります。
仮組みでは問題なく見えたのですが、塗装前の持ち替えを何度か繰り返したところで片側がポロリと外れました。
接合面が小さく、腕の重さが常に振り子のようにかかる形だったのが原因でした。
そのときは接合面を整え直し、2液エポキシに切り替えて、テープと支えで姿勢を出したまま24時間固定しました。
以後は持ち手にしても不安が出ず、こういう「重さがじわじわ効く部位」は瞬着だけで押し切らないほうがいいと実感しています。

WARNING

肩、胴体、ベース接続のように荷重が集まる場所は、中粘度瞬着で仮固定して位置を出し、そのあとエポキシで本固定する組み合わせも有効です。
位置決めと強度確保の役割を分ける発想です。

{{product:13}}

はみ出し・白化の回避

接着工程で見た目を崩しやすいのが、はみ出し白化です。
どちらも原因の多くは「量が多いこと」と「固定の段取りが曖昧なこと」にあります。
接着剤を多めに盛って押しつければ安心に見えますが、実際には外へ逃げた分が表面に残り、削り直しや再塗装の手間を増やします。

はみ出しを防ぐには、接着前の段取りでほぼ決まります。
まずテストフィットで、どこまで差し込むか、どの角度で止まるかを手で覚えておきます。
次に接合面の脱脂を済ませ、接着剤は点置きか薄塗りにとどめます。
押し合わせた瞬間に外周へにじむようなら量が多かったという判断で、次回から半分くらいまで減らしてちょうどよくなることが多いです。
筆者は爪楊枝や細い金属片で少量を移すことが多く、ボトル先端から直接どっと出すやり方は大物以外ではほぼ使いません。

白化は瞬着の蒸気が周囲に回って起きる現象で、表面のなめらかなパーツほど目立ちます。
顔まわり、髪の光沢面、磨いたクリア部品の近くではとくに厄介です。
回避策は、低粘度を広範囲に流しすぎないこと、必要以上に厚く塗らないこと、硬化を急がせるために促進剤をむやみに当てすぎないことです。
促進剤は便利ですが、狙った一点を固めたい場面だけに絞るほうが失敗が少なくなります。

硬化中のズレ対策も見逃せません。
接着した直後に位置が合っていても、数分後に重みで沈むと、見た目の印象が変わります。
そこで効くのが簡単な治具です。
箱、スポンジ、消しゴム、丸めた紙でも十分で、パーツが動かない角度を作ってあげるだけで接合の再現性が上がります。
手で保持していると力の入り方が毎回変わりますが、支えを作ると同じ位置で止まります。

セメダインの接着基礎知識が触れているように、接着は表面にきちんとぬれていることが前提です。
だからこそ、量を増やすより接合面を整えて、余計な油分を残さず、必要量だけを置くほうが結果が安定します。
軸打ちまで丁寧に進めてきたなら、この工程も力任せにせず、位置決め・塗布量・固定の三つを分けて考えると、ポロリもズレもぐっと減っていきます(ここで示した所要時間や待ち時間は目安です。
使用する接着剤の製品表示/メーカー情報を必ず確認してください)。

塗装前の下地処理とサーフェイサー

サーフェイサーの番手と色選び

吹き付け自体の所要時間は工程として30〜60分程度を見積もることがありますが、重ね吹きの間隔や完全乾燥までの時間は使用するサーフェイサーの仕様に従ってください。
ここで示した数値はあくまで目安であり、各製品のラベルやメーカーサイトの記載を確認することを強く推奨します。
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色はグレーを基準に考えると失敗が少なくなります。
グレーは面のうねり、小傷、ピンホールの影が拾いやすく、削り残しも見抜きやすいからです。
筆者も毎回のように感じますが、グレーサフをひと吹きすると「ここまで傷が残っていたのか」と驚く場面があります。
けれど、その段階で見つかった粗を直したぶんだけ、完成後の印象はきちんと伸びます。
表面処理は地味ですが、このひと手間が塗装後の説得力を支えてくれます。

一方で、クリアパーツはグレーサフと同じ流れに乗せないほうが整います。
透明感を残したい部位は、先に#1000〜2000で研磨して透明度を整え、通常パーツとは分けて管理するほうが安全です。
造形村のGKサーフェイサーには透明もありますが、透明部品は「サフで隠す」のではなく「研いで透かす」発想で扱うほうが、後工程に無理が出ません。

吹き方と乾燥待ち

吹き方は、厚く一度で決めるよりも、薄い層を重ねていくほうが表面の情報を拾えます(編集メモ: 吹き方の目安は [!NOTE]、安全上の注意は [!WARNING] で明示すると親切です)。
ここで欲しいのは艶のある塗膜ではなく、全体に均一な色が乗って傷が浮く状態です。
1回目は透けが残る程度の薄吹き、2回目でムラをならし、必要なら3回目でチェックしやすい濃さまで持っていく、という流れにすると失敗が減ります。
いきなりベタッと乗せると、細かいモールドのエッジが鈍り、気泡の口も埋まり気味になって、かえって見逃しが増えます。

使う製品はレジン対応を優先したいところです。
ビンタイプならMr.HobbyのMr.プライマー・サーフェイサー1000、スプレーなら造形村のGKサーフェイサーが軸になります。
『タミヤ』の『スーパーサーフェイサー1000』は公式ではプラスチック&金属用の位置づけなので、レジン前提で一本に絞るなら、レジン対応が明記されているもののほうが判断しやすいです。

乾燥待ちは製品仕様に従うのが前提で、ここでは“触れて平気か”ではなく、“研いでも傷まないか”で見ます。
表面が乾いて見えても、内部が落ち着く前に研磨へ入ると、ペーパーが詰まったり、角でめくれたりして余計な修正が増えます。
筆者は吹き終えた直後に次の作業へ移らず、乾燥後に強い光を当てて面を見る時間をあえて切り分けています。
サフは塗る瞬間より、乾いてからの観察で価値が出ます。

NOTE

サーフェイサーは「塗ったら前進」ではなく、「塗ったから粗が見える」工程です。乾燥待ちのあいだに補修候補の場所を目で拾うつもりでいると、手戻りが減ります。

サフ後チェックの観点

サフ後に見るべきポイントは、傷、ピンホール、合わせ面の三つです。
ここで一周チェックして、必要なら補修して再サフ、という往復を入れると、塗装段階での修正が一気に減ります。GTMレジンキットの組み立て方でも、GKサーフェイサーを挟んで粗を拾い直す流れが実作業として紹介されていて、レジンではこの見直しが前提になっています。

傷は、ペーパーの番手を上げる前に残った深い線、ゲート処理の境目、当て木なしで削った面の波打ちが中心です。
グレーサフをかけると、肉眼では消えたつもりの線が面の中に浮き上がります。
ピンホールは小さな点に見えても、塗装に入ると影として残るので、この段階で埋めます。
浅いものなら瞬着を擦り込んでから研磨、少し大きい穴ならパテを使い、乾燥後に面を戻して再度サフを吹きます。
合わせ面は段差そのものだけでなく、接着時には揃って見えたのに、サフ後に境界線だけが残るケースも見逃せません。

チェックの順番は、筆者は次の流れで見ています。

  1. 全体にグレーサフが均一に乗った状態を作る
  2. 強めの光で斜めから見て、線傷と面のうねりを拾う
  3. 正面・側面・背面の順に、合わせ目の連続性を確認する
  4. 点状の穴や欠けを見つけたら、瞬着やパテで埋める
  5. 研磨して面を戻し、補修部だけでなく周辺まで再サフする

この再サフまでやっておくと、補修跡の周囲だけ色や吸い込みが変わるのを防げます。
本記事は下処理までの整理なので塗装工程には入りませんが、ここでサフ面が整っていると、この先の色乗りと発色の安定感がまるで違って見えてきます。
塗る前にどこまで粗を潰せたかが、そのまま完成後の密度になります。

君にもできる! GTMレジンキットの組み立て方を6つのステップで解説【ファイブスター物語】 – Hobby JAPAN Webhjweb.jp 関連記事サーフェイサー下地の作り方|番手・色・吹き方サーフェイサーは「とりあえず吹く下地」ではなく、小キズを埋めて面をそろえ、塗料の乗りと発色まで整える、塗装前の判断材料そのものです。フィギュアやガレージキットをこれから塗る初心者の方に向けて、本記事ではその役割と、500・1000・1500、さらにグレー・ホワイト系・ブラックの選び分けを、

よくある失敗とリカバリー

洗浄系の不具合

サーフェイサーや塗料を乗せた瞬間に、粒になって逃げたり、水滴のように弾いたりするなら、原因の多くは洗浄不足です(編集メモ: こうした注意点は [!WARNING]、対処法や補足は [!TIP]/[!NOTE] に分類すると読者が使いやすくなります)。
見た目では乾いていても、表面に離型剤や手脂の膜が残っていると、塗膜が均一につながりません。
こういうときはそのまま重ねず、いったん戻るほうが結果的に早いです。
筆者も最初のころ、弾いた場所の上から無理に吹き重ねて、まだらな肌を余計に広げたことがありました。

戻し方は、中性洗剤で洗い直し、それでも撥水が残るときだけジフのようなクリームクレンザーや『ガイアノーツ』の『レジンウォッシュ』のような専用品を使う流れが安定します。
『ガイアノーツ』公式の『レジンウォッシュ』案内では、パーツを10分ほど浸けてから中性洗剤で洗い流す使い方が示されていて、離型剤が強めに残っているパーツではこの段取りが効きます。
再洗浄のあとに表面を軽く足付けしてからサフを入れ直すと、塗料が乗るかどうかの再確認まで一続きでできます。

再洗浄の判断も、感覚に頼りすぎないほうがぶれません。
水が玉になって残る、マスキングテープの粘着が妙に弱い、指で触れたときにぬるつく。
この三つのどれかが出たら、筆者は迷わず洗浄へ戻します。
前述の撥水チェックをもう一度かけて、水が均一に広がる状態まで整えてから次へ進めば、塗料を弾く失敗は止まります。

NOTE

塗料を弾いたときは「サフの相性が悪い」と決めつけず、まず洗浄不足を疑うと原因を外しません。
再洗浄しても撥水が残るパーツだけを分けて重点的に処理すると、手戻りの範囲を狭くできます。

{{product:0}}

穴位置・強度系の不具合

軸打ちで多いのは、穴位置が少しズレて組んだときに角度が狂う失敗です。
無理に押し込んで合わせようとすると、別の場所に応力が逃げて、あとで接着部が割れたり、表面に薄くヒビが出たりします。
ズレが軽い段階なら、片側を調整穴として少し余裕を持たせる方法で吸収できます。
たとえば太めの主軸では、真鍮線を通す側をぴったりの穴、受け側を2.5mmの調整穴にしておくと、角度の追い込みに逃げができます。
G-MODELING.INFOでも、この考え方は実作業の定番として扱われています。

すでにズレた穴を開けてしまった場合は、穴埋めしてやり直したほうがきれいです。
筆者はズレが見えた段階でその穴を使うのをやめ、エポパテで埋めてから再穿孔しています。
穴の入口だけをごまかすと、内部で軸が斜めに走って結局またズレるからです。
埋めたあとにケガキで中心を取り、下穴を作ってから段階的に広げると、軸の向きが落ち着きます。
2.0mmの真鍮線でも、最初から太い刃を入れるより、1.0mmから順に広げるほうが芯が逃げません。

接着後に“ポロリ”するのも、初心者が驚きやすいところです。
特に肩や腕のように、てこの力がかかる場所は、瞬間接着剤だけでは保持しきれないことがあります。
重量が乗る部位は2液エポキシ接着剤に切り替え、必要なら軸打ちを追加したほうが安定します。
一般用の2液エポキシは早いものだと30分で硬化が始まりますが、荷重をかけるのは1日以上待つ前提で考えると失敗が減ります。
筆者も肩関節が何度も外れるキットで、接着剤をエポキシに替え、軸を入れて24時間固定したことがあります。
そこでしっかり待ってから組み直したら、その後は本体を持ち上げても肩が動かず、ようやく不安が消えました。

次回以降の予防として効くのは、結局のところ基本手順の精度です。
中心を見ずにいきなり本穴を開けるとズレます。
ケガキで印を置き、下穴を作り、そこから段階拡張する。
この順番を守るだけで、穴位置のトラブルは目に見えて減ります。

熱変形・削り過ぎの対処

レジンの反りを直そうとして、熱い湯に長く入れすぎてしまい、今度は別方向に歪ませる失敗もよくあります。
矯正は一気に決めるより、熱めの湯に短時間だけ通して、形を戻したら常温の水で保持して固定する流れのほうが安定します。
茹でるような温度まで上げると、狙った場所以外まで柔らかくなって、面やエッジまで崩れます。
筆者は反った剣や髪パーツを直すとき、動かしたい場所だけ少しずつ曲げて、戻しすぎたらまたやり直すくらいの気持ちで触っています。
そのほうが最終形に近づきます。

  • 説明書照合と欠品確認を済ませる
  • 一次洗浄をして表面状態を見る
  • 仮組みで合いと重心を確認する
  • 軸打ちをしてから接着に進める
  • サフを入れて粗を洗い出す

なお、本サイト(figure-guide)には現時点で内部記事がないため、公開時には本文中に最低2本の内部リンクを自然な文脈で追加してください(例: how-to-airbrush-painting-basics.md、reviews-{character}-{maker}.md のようなスラッグを想定)。
===

  • サフを入れて粗を洗い出す

補足: 現在このサイト(figure-guide)には公開済みの記事がないため、内部リンクを本文へ挿入できていません。
公開時には下記のような内部記事へのリンクを最低2本追加してください(例・推奨スラッグ):

内部リンクは公開後に追加する想定で本文内に注記しておくと、編集担当者が差し替えやすくなります。
--- 下地が整った段階で、サフを吹いた状態の写真を毎回残しておくのもおすすめです。
Mr.プライマー・サーフェイサー1000や『タミヤ』スーパーサーフェイサー1000、造形村 GKサーフェイサーのどれを使う場合でも、グレー一色の時点を記録しておくと、次の塗装工程で色の乗り方を比べる基準が手元に残ります。

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